TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2010年1月のTIOBE Programming Community Indexが公開された。TIOBE Programming Community Indexは複数の検索エンジンの検索結果からプログラミング言語の人気をインデックス化したもの。2010年1月現在の結果がまとめられているほか、2009年1月との比較が掲載されている。

プログラミング言語 インデックス 年間推移 備考
1 Java 17.482 1.54↓
2 C 16.215 0.28↑
3 PHP 10.071 1.19↑ 上位3にランクイン
4 C++ 9.709 0.41↓
5 (Visual)Basic 7.354 1.81↑
6 C# 5.767 0.16↑
7 Python 4.453 0.28↓
8 Perl 3.562 0.74↓
9 JavaScript 2.707 0.65↓
10 Ruby 2.474 0.67↓
11 Delphi 2.392 0.91↓
12 Objective-C 1.379 1.24↑ 前年37位から大幅浮上
13 Go 1.247 1.25↑ 登場数ヶ月でObjective-Cに迫る勢い

TIOBE Programming Community Index for January 2010で注目されるポイントは次の3つ。

  • プログラミング言語Goが2009年にもっともシェアを伸ばした言語となった。2009年11月に登場しただけであるにもかかわらずすでに13位にランクイン。Objective-Cに次ぐポジションを獲得している
  • PHPがC++とVisualBasicを抜いて3位のポジションを固いものとした
  • Objective-Cが37位から12位と大幅に順位をあげた

TIOBE Programming Community Index for January 2010の結果から、13位までを円グラフに抜粋

Googleが発表した新しいプログラミング言語Goは多くの開発者から注目されている。パフォーマンスは既存のコンパイル型言語と比較して優秀といえるレベルにはないが、C言語類似のシンタックスを採用しながらも整理された言語仕様、それに並列処理の容易さは開発者の注目を集めている。