JVC・ケンウッドグループは、3D映画上映機器で世界 No.1シェアを持つという米リアルディーとの提携に合意。JVC・ケンウッドグループのグループ企業である、日本ビクターのAV技術とリアルディーの3D関連技術を融合させた3Dモニターや関連機器など新コンセプトの3D商品を開発・発売すると24日に発表した。

業務用フルハイビジョン3D液晶モニター「GD-463D10」。ハリウッドをはじめとする多くの3D映像制作プロダクションや映画館、研究施設等に納入されるなどの実績をもつ

業務用3D映像機器に対するニーズの拡大にともない、日本ビクターでは2009年に業務用フルハイビジョン3D液晶モニター「GD-463D10」を発売。一方のリアルディーは、3D映像機器分野における高い技術力や所有する特許を背景に、全世界の3D映画上映機器で最大のシェアを持っているという。

今回の提携は、日本ビクターが培ってきたAV技術と、リアルディーが持つ3D映像の作成や再生などの技術を融合させるとともに、同社が持つ3D関連特許を活用し、各種3D商品を展開させていくことで合意したもの。

リアルディー会長・CEOであるマイケル・V・ルイス氏は、「今回の提携により、優れた3Dの映像表現を可能にする高品質の映像機器が製品化されることになります。30年間培ってきた当社の3D分野での実績が、JVC・ケンウッドグループ独自の3D映像機器の性能向上に大きく貢献することを期待しています」と話している。