2009年1月から、全世界で行っているコカ・コーラブランドのグローバルマーケティングキャンペーン「Open Happiness」。「コカ・コーラを開ける(飲む)アクションが、日々の生活にささやかな幸せをもたらしてくれる」というシンプルなメッセージを、地域のオリジナリティを反映させたユニークなアプローチで訴求しており、各国で話題となっている。

日本においては、自動販売機に広がる幻想的な世界を描いたシリーズテレビCMの最新版「ハピネスファクトリー3」を9月から10月にかけてオンエアし、"退屈な日常を、コカ・コーラの刺激で明るく前向きにしていく"というストーリーで、キャンペーンの前向きなメッセージを発信していた。

「ハピネスファクトリー3」のTVCM

そのバックに何気なく流れるCMソング、実はここに今回の日本のキャンペーンならではの注目すべきポイントがある。コカ・コーラの本場・アメリカや欧米諸国では、グラミー賞を受賞したアーティストなどそうそうたるミュージシャンを起用したオリジナル楽曲を使用しているという。そして一般的に海外のCMだと音楽も海外のものをそのまま使用するようなケースがイメージしやすいが、実は今回の「ハピネスファクトリー3」では、日本でしか聴けないオリジナル楽曲を使用しているという。

手がけたのは、コカ・コーラの今年の夏の音楽プロモーション「コカ・コーラ ハッピーミュージック」でも東北エリア代表のアーティストとしてキャンペーンに協力し、現在も地元・仙台を基点にして積極的な音楽活動を続けているカナダ人と日本人による4人組ハイブリッド・バンド・MONKEY MAJIKだ。

取材に応じてくれたMONKEY MAJIKのヴォーカルとギターを担当しているMaynard(左)とベースのDICK(右)