東芝キャリアは28日、家庭用ルームエアコン「大清快 UDR」シリーズを発表した。ラインナップは、6畳用の「RAS-221UDR」から23畳用の「RAS-712UDR」までの8機種。発売は11月30日で、価格はいずれもオープン。市場価格は、冷房能力2.8kW(10畳用)の「RAS-281UDR」で24万円前後、4.0kW(14畳用)の「RAS-402UDR」で26万円前後と予想される。

空気清浄機能や省エネ機能の強化が図られた、2010年モデルの「大清快 UDR」

新モデルの大きな特徴となっているのが、空気清浄能力の強化。大清快シリーズは、もともと大風量と空気清浄能力の高さを特徴とするルームエアコンだったが、新モデルでは、この空気清浄機能のイオンによる除菌能力が大幅にアップしている。同シリーズでは、1昨年のモデルより、室内のウィルスやカビ、埃などをプラズマイオンチャージャーによって帯電させ、抗菌加工された熱交換器のアルミフィンに吸着させるという方式が採用されていた。新モデルでは、エアコン内にイオンを放出するプラズマイオンチャージャーに加えて、室内にイオンを放出するプラズマイオンジェネレーターを装備。2つの組み合わせで、より効果的な除菌が可能となっている。もちろん、従来同様、キャッチしたアレル物質などは、ドレイン水と一緒に洗い流される。

また、省エネ機能も強化。センサーが内蔵されたリモコンにより、使っている人の周囲のみを効果的に空調させることが可能となっている。また、同シリーズは、昨年モデルより、本体に、現在の消費電力を表示する機能が搭載されていた。新モデルでは、これに加えて、1時間あたりの電気代表示も可能となっている。これは、省エネタイプのエアコンを購入したのに、どのくらい省エネになっているのか実感しにくい、というユーザーの声を反映させたものとのことだ(リモコン側でも確認可能)。

室内機のサイズは、高出力モデルも含む全機種で幅790mmを実現。現在エアコンが設置されているスペースに、無理なく設置することが可能だ。冷房能力4.0kWモデル(14畳用)には単相200Vだけでなく、電源に単相100Vを使用する機種もラインナップされている。

適用畳数 単相100V 単相200V
おもに6畳 RAS-221UDR(W) -
おもに8畳 RAS-251UDR(W) -
おもに10畳 RAS-281UDR(W)(X) -
おもに12畳 RAS-361UDR(W) -
おもに14畳 RAS-401UDR(W) RAS-402UDR(W)(X)
おもに16畳 - RAS-502UDR(W)(X)
おもに20畳 - RAS-632UDR(W)(X)
おもに23畳 - RAS-712UDR(W)