キヤノンITソリューションズは10月26日、同社との間で3次元CADソフト「SolidWorks」の保守契約を結んでいるユーザーを対象に、設計業務の効率化をサポート知る「SolidWorks支援ツール」を無償で提供することを発表した。このサービスは11月2日より開始される。

キヤノンITソリューションズでは設計・開発業務向けのソリューションとして3次元CAD/CAMなどをパッケージ販売する他、カスタマイズや導入支援等のサービスを行っている。今回新たに、これまでの知見を活かして業務効率化や利便性をさらに向上させる機能を搭載した支援ツールを提供することによって、保守契約の付加価値を高める狙いがある。また、今回の取り組みを通してSolidWorksの活用用途拡大を促進して、顧客満足度の向上を目指すとしている。

同ツールが搭載する機能は、「画面ソリッド化機能」、「線属性一括変更機能」、「条件付抑制/解除機能」など14種類。これらの機能はユーザーからのヒアリングやアンケートを基に決定し、同社が独自で開発を行ったとのこと。

2次元図面上の複数の輪郭線から3次元モデリングを行う「図面ソリッド化機能」

複数の線要素の属性を一括で変更する「線属性一括変更機能」

動作環境は、Windows XP Pro SP2以上(32bit版)、Internet Explorer Ver.6.0以上、空きHDD容量1GB以上など。SolidWorks 2007/2008/2009が対象となる。SolidWorks Subscription Service契約を同社と締結しているユーザーは、同社Webサイトよりダウンロードして利用できる。同社では今後もユーザーからの要望をもとにさらに機能の追加を実施していく予定だ。