独自のライブラリを作成する
Windows 7のライブラリは初期状態で「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」の4種類が用意されていますが、必要に応じて独自のライブラリを加えることが可能です。例えば月次の作業用ライブラリや、数カ月にわたって続くプロジェクト用ライブラリなど用途に合わせて作成し、関連フォルダを追加しますと、作業効率も大幅に高まることでしょう。
ライブラリを作成するには、コンテキストメニューの<新規作成>を選択するか、ツールバーの<新しいライブラリ>ボタンをクリックします。「新しいライブラリ」という名で新規ライブラリが作成されますので、任意の名称を付けましょう。参照フォルダの選択は前述のとおりですが、ここでポイントとなるのが「ライブラリの場所」セクションにあるチェックアイコン。ライブラリ内で作成したファイルは、同アイコンがあるフォルダに保存されますので、必要に応じて保存先となるフォルダを選択し、<保存場所の設定>ボタンをクリックしてください(図10~14)。
![]() |
図13 プロパティダイアログを開き、<フォルダを追加>ボタンを使って、任意のフォルダを追加しておきましょう |
![]() |
図14 既定の保存先を変更する場合は、「ライブラリの場所」セクションから保存先となるライブラリを選択し、<保存場所の設定>ボタンをクリックします |
![]() |
また、ナビゲーションウィンドウに独自ライブラリが並ぶと煩雑になりますので、不要な場合は<ナビゲーションウィンドウに表示する>のチェックを外しましょう(図15~16)。
ライブラリのプロパティダイアログには、<このライブラリを次の目的に最適化>というドロップダウンリストも用意されています。同項目は文字どおりフォルダの表示形式を、選択した内容に合わせて最適化するというものですが、さほど気にする必要はありません。ただし「ピクチャ」や「ビデオ」などメディア系の項目を選択しますと、初期表示形式が変更されますので、様々なメディアファイルを格納するライブラリの場合は「一般項目」のまま使うことをお勧めします(図17~20)。
阿久津良和(Cactus)