MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は8日、「モバイルコマースに関する利用動向調査」の結果を公表した。これによると、実際の店舗以外で商品を購入するときに利用するのは、男性はPCのECサイト、女性は携帯のECサイトがそれぞれ最も多いことが分かった。

調査は、協賛モバイルメディア11サイトの協力の下、2009年9月25日~28日の4日間に実施。2,820人から有効回答を得た。

これによると、回答者の中でモバイルコマースを利用した人を対象に、2009年8月に購入した商品について質問したところ、男性では「CD、DVD(音楽)」が26.9%と最も多く、次いで「食品・飲料」が24.0%、「健康食品(サプリメントなど)」が17.1%で続いた。女性では「衣料」が31.5%と最も多く、次いで「CD、DVD(音楽)」が28.7%、「書籍・雑誌」が23.6%となった。

8月に購入した商品について質問したところ、男性では「CD、DVD(音楽)」、女性では「衣料」が最多だった

実際の店舗以外の商品を購入するときに利用する手段を調査したところ、男性では「ネットショッピング(PC)」が42.8%と最も多く、次いで「ネットショッピング(携帯電話)」が28.3%だった。一方、女性では「ネットショッピング(携帯電話)」が40.2%と最も多く、次いで「ネットショッピング(PC)」が30.8%となり、ECサイト利用における男女の違いが浮き彫りになった。

実際の店舗以外の商品を購入するときに利用するのは、男性はPCのECサイト、女性は携帯のECサイトが最多だった

また、モバイルコマース利用者を対象にどのような経路で商品を購入したかを調査したところ、「いつも利用しているショッピングサイトから購入した」が84.9%と最も多く、次いで「携帯電話のメールマガジンのリンク(広告)から」が14.2%だった。