ベンチマークソフトの特性もあり、グラフィック関係は少々辛口の結果となっているが、本製品のターゲット層を考えると問題ナシだと考えてもいい。ビジネス用途での使用を前提とするならば、オフィスアプリケーションの使用、Webの閲覧、メールチェックなどが主体となるため、3D機能や動画を使用するアプリケーションはまずない。それよりも、VAIOシリーズのイメージを損なうことなく「デザイン、ロングライフ、超軽量」の3つを兼ね備えた製品を作り出したという部分を素直に評価したい。忙しいビジネスマンにとっては、最高の「携帯頭脳」となってくれることに間違いはない。

■試用機の仕様
製品名 VAIO type X
型番 VPCX11ALJ
CPU Intel Atom Z540(1.86GHz
チップセット Intel システム・コントローラー・ハブ US15W
メモリ DDR2-SDRAM 2GB
ストレージ 64GB SATA SDD
グラフィックス Intel GMA500(チップセット内蔵)
ディスプレイ 11.1型ワイド液晶 (1,366×768ドット)
オーディオ Intel High Definition Audio準拠
ネットワーク 10/100/1000BASE-T有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、WWAN
インタフェース USB2.0ポート×2、D-Sub15ピン、ACアダプタコネクタ、オーディオジャック (ヘッドホン出力×1)、メモリースティック デュオスロット、SDメモリーカードスロット、Webカメラ(有効画素数31万画素)、Bluetoothほか
サイズ/重量 約W245×D120×H19.8mm/約655g
バッテリ駆動時間 約5時間(SバッテリーS装着時)
OS Windows 7 Home Premium
ソフトウェア Office Personal 2007、マカフィー・PCセキュリティセンター(90日期間限定版)、VAIOアプリケーション 他
店頭予想価格 約130,000円