コンテンツエクスペリエンスゾーンで行われているのが、アクトビラとパナソニック ネットワークサービシズによる、ハイビジョン映像のネットワークによるライブ中継の実用化実験だ。
同システムは、ハイビジョン映像をリアルタイムエンコーダーによりMPEG-4 AVC/H.264で圧縮し、アクトビラビデオフルに対応したテレビやネットワークメディアプレーヤーなどに配信するというもの。会場で行われているのは、ハイビジョンカメラで撮影した映像をリアルタイムにエンコードして、アクトビラに対応したテレビに映すというところまでで、実際には、アクトビラでライブ映像が配信されているわけではない。同サービスは、2010年中には、商用サービスとしてスタートし、スポーツ中継や、音楽ライブなどのリアルタイム性が要求されるコンテンツに利用される予定。なお、配信に使用される回線は、普通の光回線になるとのことだ。
さらにアクトビラでは、CEATEC TVを配信している。CEATEC TVは、CEATEC会場の各ブースや最新のトピックス、過去の映像などをフルハイビジョンで配信するというもので、前日までのニュースを翌日3時ごろにアップしている。こちらのほうも、アクトビラビデオフルに対応したテレビやネットワークメディアプレーヤーで利用できる。なお、CEATEC TVは10月23日まで利用可能だ。