iPhone/iPod touchから見たゲームの未来 - TGS2009

コーエー

壇上に、コーエー 「三國志 TOUCH」プロデューサー 松枝正樹氏が登場。魅力的なプラットフォームとしてiPhone/iPod touchに参入ということで、新ゲーム「三國志 TOUCH」を紹介した。初代三國志をベースにし、日本語版と英語版の両方に対応。世界同時配信を目指す。三國志の世界観を知らない人が多いと考え、チュートリアルも充実させた。

また、シミュレーションは難しいと考えている方が多いため、パラメーターを簡略化。携帯機ならではのお手軽な戦略シミュレーションゲームに仕上がっている。さらにiPhone/iPod touchならではスタイリッシュなデザインにあわせて、UIも一新させた。拡大縮小などにも対応。タッチパネルならではの操作感を実現させている。今後、中国市場での拡がりも期待しているとした。

スクエア・エニックス

さらに、スクエア・エニックス プロデューサー 安藤武博氏が登場。スクエア・エニックスでは、2008年12月にiPhone/iPod touch向け第1弾として「クリスタル・ディフェンダーズ」を投入。さまざまなプラットフォームにも投入したが、体験版もあわせて200万本以上を記録し、2009年5月には第2弾「ヴァンガード・ストーム」を投入した。この2作品で手ごたえが感じられたため、24日「スライディング・ヒーローズ」「ソングサマナー 歌われぬ戦士の旋律」「国敗れて山河あり」の新作3タイトルを同時に発表した。

スクエア・エニックスでは、手軽に遊べるゲームから、本格的なゲームまでさまざまな種類のものを投入することを目指し、「スライディング・ヒーローズ」ではいままでになかった操作感を持つゲームを、「ソングサマナー 歌われぬ戦士の旋律」はPSPやニンテンドーDSのようなゲームを、「国敗れて山河あり」は携帯電話で提供していたゲームを考え、投入することになったとのこと。今後は、さらにPSPやニンテンドーDSではないようはゲームを作ってみたいとした。市場に関しては手ごたえもあり、価格に関しても月額課金からアイテム課金に変化したように、もともとの価格は安いが、何かユーザーが満足してお金を払ってもらえるようなシステムを作らないと、次のステージにはいけないかもしれないとした。

頓智・(トンチドット)

最後に、常時ネット接続やGPS、コンパスといった携帯ゲーム機にはないiPhoneならではの特徴を紹介しながら、ゲームとリアルの融合を紹介。セカイカメラを開発した頓智・(トンチドット)代表 井口尊仁氏が登場し、デモンストレーションを実施。未来を感じさせるアプリケーションを説明した。