クラブミュージック・クリエイターなどに人気の音楽制作ソフト「FL Studio」の最新バージョンとなる「FL Studio 9」

Image-Line Softwareは、シンセサイザー、サンプラー、シーケンス、オーディオ、エフェクト、ミックスといった音楽制作に必要な機能を統合した最新音楽制作ソフトウェア「FL Studio 9」を海外にて発売した。価格は99USドル(Fruity Edition/ダウンロード版)。

同ソフトは、フル機能かつオープンアーキテクチャを採用する音楽制作環境で、プロフェッショナルクオリティーの音楽を、自由に創作することが可能な音楽制作ソフト。FM、アダプティブ、モデリングなど、多種多様なシンセサイザーからアコースティックサウンドまで幅広くカバーする30種強のソフトウェアシンセサイザーや、REXフォーマットをサポートしたサンプルプレイバッカー、ビートスライシング機能などを装備する。また、FL SynthMakerによりオリジナルの音源やエフェクトなどを、複雑なコードプログラミングなしに作成可能で、ユーザー間で共有することもできる。今回から新たに、「SimSynth Live」、「DrumSynth Live」、「DX-10」、「WASP」、「WASP XT」といった5種のプラグインも標準付属(Fruity Edition以上)し、ミキサー(99トラック対応)にはサイドチェイン機能も搭載する。そのほか、プレイリストによるアレンジ機能の強化や、マルチスレッド/マルチCPUでの動作最適化など、350以上にわたる変更および修正が行われている。

ラインナップは、「FL Studio Signature Bundle」(299USドル/ダウンロード版)、「FL Studio Producer Edition」(199USドル/ダウンロード版)、「FL Studio Fruity Edition」(99USドル/ダウンロード版)、「FL Studio Express Edition」(49USドル/ダウンロード版)の4種。日本国内での取扱については、現在未発表となっている。

各種基本機能やプラグインの充実など多岐にわたるアップデートが施され、「Sakura」、「Ogun」、「Gross Beat」といったプラグインのデモ版も付属する