オリンパスイメージングは19日、ICレコーダー「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズより「Voice-Trek DS-750/DS-700」を発表。発売は9月11日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は、Voice-Trek DS-750が2万円台前半、Voice-Trek DS-700が2万円前後。

「Voice-Trek」シリーズ新モデルの「DS-750」(左)と「DS-700」。別売の赤外線リモコンにより、遠隔操作も可能となっている

Voice-Trek DSシリーズは、大型のLCDディスプレイ採用やボタン配置などに配慮し、高い操作性を特徴とするモデル。今回発表された2機種は、2008年9月に発表された「Voice-Trek DS-71/DS-61/DS-51」の後継機となり、高音質録音の機能を向上。新開発の高性能マイクとアンプ回路を搭載することで、40Hz~23,000Hz(ライン入力時)の広域周波数特性を実現したほか、マイク周辺の設計を改良することで、内蔵マイク録音時の周波数特性も改善されている。

録音形式は、WMA、MP3のほか、リニアPCM(44.1/48kHz 16bit)に対応し、内蔵メモリーは4GB。内蔵メモリーへは、リニアPCMモード(44.1kHz/16bit)で6時間15分、長時間録音モード(LPモード)で約1,080時間の録音が可能となっている。上位機のDS-750ではmicroSDカードスロットも搭載。より長時間の録音も可能としている。

さらに、付属のUSBケーブル経由でバッテリーを充電できる「USB本体内充電機能」を新たに装備。ファイル結合やミックスダウンなどの編集作業が視覚的に行える波形編集機能も搭載された新アプリケーションソフト「Olympus Sonority」も同梱される。オプションで「Olympus SonorityPlus」にアップグレードすると、MP3エンコードや音楽CDの書き込みなども可能となる。

このほか従来機よりひき続き、指向特性制御技術「DVM」を採用。使用シーンに合わせマイクの指向性の切り替えができる。また、録音状況によりマイク感度を3段階に切り替え可能。本体サイズは、両モデルとも38.9(W)×110(H)×16(D)mmで、重さは84g(ニッケル水素充電池含む)。電源は単4形アルカリ電池×2、または単4形ニッケル水素充電池×2。電池寿命は51時間(単4アルカリ2本/モノラルLPモード)。外部電源はUSB接続ACアダプター。