米Microsoftが7月23日 (現地時間)に発表した2009年度第4四半期(2009年4月-6月)決算は、売上高が131億ドルで前年同期比17%減、純利益が30億5000万ドル(薄化後1株あたり利益:0.34ドル)で同29%減と、1-3月期に続く減収減益となった。営業利益は39億9000万ドルで同30%減だった。

「われわれのビジネスは世界的なPCおよびサーバ市場の低迷からマイナス影響を受け続けている」とCFOのChris Liddell氏。米Intelが14日(米国時間)に発表した4-6月期決算でPC市場の回復を認めたのとは対照的なコメントだ。

事業部門別の売上高を見ると、「クライアント」が31億800万ドルで前年同期比29%減と大きく落ち込んだ。「サーバとツール」は35億1000万ドルで同6%減。Office製品を扱う「ビジネス部門」は45億6400万ドルで同13%減、Xbox 360やZuneを含む「エンターテインメントおよびデバイス部門」は11億8900万ドルで同25%減だった。

2009年度通年の売上高は584億4000万ドル(前年同期比3%減)。営業利益は203億6000万ドル(同9%減)、純利益が145億7000万ドル(同18%減)で、薄化後利益は1株あたり1.62ドル。通年での売上減は、Microsoftの34年の歴史で初めて。