オリンパスイメージングは22日、防水・耐衝撃性能を備えるコンパクトデジタルカメラ「μTOUGH(ミュー タフ)-6010」を7月下旬から発売すると発表した。タフネス性能はそのままに、新たに高画素化に加え、「マジックフィルター」機能を搭載した。価格はオープンプライスで、実売想定価格は3万5,000円前後。

4種類のフィルター効果が楽しめる「マジックフィルター」を搭載した「μTOUGH-6010」

μTOUGH-6010は、水深3mまでの防水性能に加え、防塵性能、高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、-10度までの低温環境での耐低音性能を備えるタフネスデジカメで、防水・防塵性能はJIS/IEC保護等級でIP68相当。「μTOUGH-6000」の後継モデルにあたり、高画素化などの機能向上を図った。

撮像素子は前モデルの有効1,000万画素から1,200万画素1/2.33型CCDへと変更。レンズは従来通り35mm判換算時28~102mmの光学3.6倍ズームレンズで、非球面レンズ4枚、EDレンズ1枚を使用している。レンズのF値はF3.5~F5.1。CCDシフト式の手ブレ補正機構も搭載。ISO感度はISO64~ISO1600で、手ブレ・被写体ブレを抑えた撮影が可能になる。

カメラ本体を叩いて操作できる「タップコントロール」もひき続き搭載

液晶には2.7型の「ハイパークリスタルIII」を採用

新機能として、撮影画像に特殊効果を適用する「マジックフィルター」を搭載。同社のデジタル一眼レフカメラなどに採用されている「アートフィルター」と呼ばれる機能に近く、色を強調して風景をカラフルにする「ポップ」、周辺光量を落とした「ピンホール」、画像を線画にする「スケッチ」、魚眼レンズで撮ったような効果になる「フィッシュアイ」の4種類から選択できる。アートフィルターの同様の機能より効果を強めにしているとのことで、普段の撮影とはひと味違った写真を楽しめる。そのほか、自動的にシーンを判別する「おまかせ♪iAUTO」や、被写体の顔を検出して肌をなめらかに補正する「ビューティーモード」、再生時に肌や瞳を補正できる「ビューティーメイク」は継続して搭載する。

ボディカラーは、レッド、ブルー、ダークグレーの3色が用意される

背面液晶は約23万ドットの2.7型「ハイパークリスタルIII」液晶。視野角は160度超、輝度は最高1,000cd/m2で、反射・水・傷から保護する「トリプル・コーティング」を使用。前面のカラーパネルには、小さな擦り傷を自然補修する「スクラッチキュアコート」も採用されている。

本体サイズは前モデルと変わらず95.3(W)×63.4(H)×22.4(D)mm(突起部含まず)で、重さは149g(バッテリー、カード含まず)。45MBの内蔵メモリーを備え、記録メディアはxDピクチャーカード。microSD/SDHCカード用のアタッチメントが付属する。