デノンは22日、ハイコンポ「Fシリーズ」の新ラインナップ「F107」シリーズを発表した。基本構成は、チューナーアンプ「DRA-F107」にCDプレーヤー「DCD-F107」、スピーカーシステム「SC-F107」の組み合わせとなっている。発売は7月中旬を予定。価格は、DRA-F107が4万9,350円、DCD-F107が3万7,800円、SC-F107が4万9,350円となっている。

CXシリーズのテクノロジーが導入されたハイコンポ「F107」シリーズ

F107シリーズは、F102シリーズの後継となるハイコンポ。リニューアルの最大のポイントはチューナーアンプDRA-F107に搭載されているアンプ部分。CXシリーズに採用されているテクノロジーを採用した高効率なパワーアンプを搭載することで、コンパクトなサイズではあるが(幅250mm×高さ82mm×奥行き283mm)、従来モデルの「DRA-F102」では45W×2(4Ω時)だった実用最大出力が、65W×2(4Ω時)にまでハイパワー化されている。

また、最近の同社のシステムで多く見られるように、CDプレーヤーのDCD-F107は、フロントパネルにUSBポートを装備。iPodやUSBマスストレージデバイスなどを接続すれば、そこに保存されている音楽ファイルを再生可能だ(USBデバイスから再生可能なファイル形式はWMA/MP3)。

スピーカーのSC-F107は、14cm径のD.D.L.コーン採用のウーファーに2.5cm径ソフトドームツイーターを組み合わせた2Wayバスレフタイプ。バスレフポートは背面に装備される。サイズは、幅182mm×高さ296mm×奥行き237mm。従来モデル「SC-F102SG」の幅164mm×高さ278mm×奥行き272mmに比べて、若干幅広になっている。

DRA-F107に用意されている外部入力端子は、Phono、CD、AUX/Dock、TAPE、MD、Portable inに、光デジタル。Portable inは3.5mmステレオミニジャックで、フロントパネルに装備される。Fシリーズは、単品コンポの組み合わせなので、基本構成以外にどのようなコンポーネンツを組み合わせてもかまわないのだが、F102シリーズ向けに発売されているオプションのMDデッキ「DMD-F102」、カセットデッキ「DRR-F102」を組み合わせた場合、CDのシンクロ録音やタイマー録音といったシステムコントロール機能が利用できるうえ、デザイン面でも、統一性の取れたものとなる。