米AMDは16日(現地時間)、Adobe Systemsのビデオ編集ソフトウェアAdobe Premiere Pro CS4向けに、ビデオ編集タスクの処理性能を強化できるプラグインのベータ版を提供開始すると発表した。
同プラグインは「ATI Stream」技術を活用したもの。CPUとGPUの処理能力を最適に割り当てることで、処理性能の強化を実現している。設定やハードウェア環境にもよるが、同社のテストでは、このプラグインの利用で、動画エンコードの速度が8倍近く向上した例も確認できているとされている。
ATI Streamは、GPUをグラフィックス処理以外の用途にも使用することで、汎用的な演算能力の向上につなげるGPGPU技術の一種だ。現行製品の多くのATI Radeon/FirePro GPUと、最新のCatalystドライバの組み合わせでサポートしている。