カシオ計算機は15日、スーパースリムプロジェクターの新製品として、3500ルーメンの高輝度モデル「XJ-S68」「XJ-S63」を発表。発売は7月29日で、価格はXJ-S68が365,400円、XJ-S63が344,400円。
両モデルとも、光源ユニットや冷却方式などの改良により、厚さ43mm(最薄部32mm)のB5ファイルサイズと広角2倍ズームを従来モデルより踏襲しつつも、3500ルーメンの高輝度を実現。明るい部屋でも照明を落とさずに、プレゼンテーションやテレビ会議などに活用できる。
また、XJ-S68にはUSBホスト機能を装備。USBメモリー(別売)を使用して、PCで作成したプレゼンテーション・表計算・ワープロ・PDFなどのデータ(付属のPC用ソフトで変換が必要)や、静止画(JPEG/BMP)、AVI形式の動画(MPEG-4準拠/Motion JPEG)を、PCレス投映が可能となっている。さらにUSB無線アダプター(別売)を用いれば、PCとのワイヤレス通信に対応する。
機能面では、台形歪みを自動補正する「縦オートキーストーン補正」、電源コードをつなぐと投映を開始する「ダイレクトパワーオン」、使用後すぐに電源を消せる「ダイレクトパワーオフ」を採用。XGAリアル表示や、WXGA/WSXGA+/UXGAなどの圧縮表示などが利用できる。
なお、同じくUSBホスト機能を採用した、輝度3000ルーメンの「XJ-S58」(312,900円)と輝度2500ルーメンの「XJ-S39」(249,900円)も同時に発売される。
主な仕様は、光源が210W高圧水銀ランプ、コントラスト比が1,800:1(テレ時)、縦台形補正が自動は+30°、手動は±30°、投映画面サイズは15~300型、投映距離は最短投映距離が0.84m、60型投映時が1.7~3.4m、100型投影時が2.8~5.6m、投映方式はDLP方式、表示素子は0.55型DLPチップ、入力端子はコンポジット×1、ミニD-sub 15ピン×1、1Wモノラルスピーカー。本体サイズは270(W)×43(H)×199(D)mmで、重さは1.8kg。