6月5日は「環境の日」。環境の保全に関する活動を積極的に行う意欲を高めることを趣旨として環境基本法で定められ、環境の日を含む6月の一カ月間を環境省の主唱により「環境月間」としている。この期間には全国で環境に関する様々なイベントが行われるので、いくつか紹介してみたい。

「エコライフ・フェア2009」 6日、7日に代々木公園で開催

「エコライフ・フェア2009」は、環境省、地方公共団体、法人、業界団体、企業およびNGOが連携して実施する環境保全に関する普及啓発を目的とするイベント。会場は代々木公園のケヤキ並木とイベント広場で、開催期間は6月6日、7日の2日間。入場は無料。

「エコライフ・フェア2009」のロゴ

環境省ブースでは、チーム・マイナス6%によるエコロジーを学ぶ展示やリサイクル推進室による携帯電話・液晶テレビのリサイクルの紹介、地球環境局 地球温暖化対策課によるカーボン・オフセットの仕組みの説明などが行われる。28団体が参加する企業・団体ブースでは、東京都環境局による環境講座やパソコン3R推進協会によるパソコンの回収から再資源化の仕組みの紹介などを実施。また、NPO/NGOブースには28団体が出展し、日本ソーラークッキング協会がソーラークッカーを説明、全国牛乳容器環境協議会が牛乳紙パックのリサイクルを紹介するとのこと。

そのほか、太陽光発電システムを利用したエコステージでは、竹仲絵里(6日)、岡本真夜(7日) によるライブステージやエコ・トークショーなどを実施。TOKYO FM「サンデースペシャル」の公開録音も行われる予定としている。

オーガニックを主体としたレストラン、ファストフード店が7店舗集まる飲食ゾーンも設置されるので、マイ食器、マイ箸を持参して参加してみるのもよいだろう。

「エコカーワールド2009」 6日、7日に横浜赤レンガ倉庫広場で開催

「エコカーワールド2009」は、環境省、独立行政法人環境再生保全機構および横浜市が主催するイベントで、大気汚染防止や地球温暖化対策に有効な低公害車の普及促進を図ることを目的として開催される。会場は横浜みなとみらい21の横浜赤レンガ倉庫広場で、開催期間は6月6日、7日の2日間。入場は無料。

「エコカーワールド2009」のちらし

イベントでは、燃料電池自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車、天然ガス自動車、低燃費かつ低排出ガス認定車、DME(ジメチルエーテル燃料)車、水素自動車、LPガス自動車など約80台の低公害車が展示される。三菱自動車工業の「i MiEV」、富士重工業の「プラグイン ステラ」など、14台の試乗車も用意。また、電気自動車用の充電スタンドや天然ガス自動車用の充填機も設置されるという。

そのほか、自分のエコドライブ度を診断できるエコドライブシミュレーターを体験できる。早稲田大学大学院教授の大聖泰弘氏とモータージャーナリストの竹岡圭氏らによる次世代自動車ミニシンポジウムも開催されるとのこと。

今話題のハイブリッド自動車や今後発売される電気自動車など、環境負荷が少ない自動車を実際に見る機会として、足を運んでみてはいかがだろうか。

「環境ボランティア見本市」 20日に国連大学ビル1階で開催

「環境ボランティア見本市」は、環境省と国際連合大学が共同で運営する環境情報センターの地球環境パートナーシッププラザが主催するイベント。環境ボランティアに参加してみたい人と団体の交流を促すイベント。会場は渋谷区神宮前の国連大学ビル1階の地球環境パートナーシッププラザおよび国連大学前広場。開催は6月20日で、入場は無料。

34団体が出展し、ボランティアマッチングでは環境NGOと直接話すことができる。社会貢献について企業とNPOが話し合うマッチング交流会や、環境ボランティアを知ることから始める勉強会も行われる。また、温暖化と生物多様性を知るためのミニ勉強会、近郊野菜を販売するマーケット、廃油でキャンドルを作るワークショップ、Tシャツアート展などが開催されるとのこと。環境ボランティアに興味がある、活動を知りたい人にはお勧めのイベントだ。