GHOSTソフトウェアでは、ボタンの機能割り当て、解像度の変更、スクロール速度の3つの設定が利用できる。インタフェースは、すべてのメニューが英語という点をのぞけばドロップダウンメニューとスライドバーを使ったいたってシンプル、かつわかりやすいもので、初めてゲーミングマウスを使うユーザーでもすぐに理解できるだろう。

ボタンの機能割り当て画面では、ホイールクリック、ホイール左チルト、ホイール右チルト、左サイドの2個のボタンにさまざまな機能を割り当てられる。初期設定では、ホイールクリックには中ボタンクリック、ホイール左チルトには左スクロール、ホイール右チルトには右スクロール、左サイド前ボタン(4th Button)には「進む」、左サイド後ろボタン(5th Button)には「戻る」が設定されている。

設定できる機能は、一般的なクリック操作にくわえて、ズームイン/アウト、アプリケーション終了、カット/コピー/ペースト、ファイル削除、音量調整、エクスプローラ起動などかなり豊富だ。また、これらの機能はプロファイルを切り替えることで3セット分設定でき、プロファイルの切り替えはマウス本体の右サイドボタンを押すことで行う。なお、現在どのプロファイルを選択しているかはマウス本体中央の赤・緑・青の3種類の「GIGABYTE」ロゴのイルミネーションカラーで判断する。

ボタンの機能割り当て画面

設定中のボタンは右のマウス画像でオレンジ色に表示され、現在どのボタンを設定しているかがひと目でわかる

解像度の変更画面ではX軸とY軸の解像度をそれぞれ独立で設定できる

スクロール速度は縦・横ともに独立で無段階に設定可能だ

さらに、各ボタンにはプログラムマクロの設定が可能だ。ドロップダウンメニューの一番下にある「Macro Edit」を選択するとマクロ設定画面が新規で開く。マクロ作成は、作成したいマクロの通りにキーボードとマウスを操作するだけで自動的に記録される方式で、ミリ秒単位での遅延の挿入(Time delay)や再クリックするまでマクロを繰り返し実行する「Re-pressing to stop」、マウスボタンを押しっぱなしにしている間ずっとマクロが繰り返し実行される「Release to stop」といった設定も用意されている。メニューからアクションを選択して複雑できめ細かなマクロをくみ上げたい上級者には物足りないかもしれないが、初めてマクロを組むユーザーには手軽でとっつきやすいだろう。

マクロを設定するにはドロップダウンメニューの一番下にある「Macro Edit」を選択する

マクロ設定画面

「New」ボタンを押して新規マクロを作成し、「Record」ボタンを押すと、その後のマウス操作やキーボード操作が自動的に記録される