クーラーマスターは、ペルチェ素子をヒートシンク底面に内蔵し、CPUを強制的に冷却することでTDPが200W以上のCPUもサポート可能というCPUクーラー「V10」を発表した。4月24日より発売を開始し、店頭予想価格は18,000円前後。
本体にTECコントローラと温度センサを内蔵しており、別途専用の5インチベイユニットやPCI型カード等を必要としないため、同種の製品としては比較的導入が容易となっている。温度センサでCPU温度を感知し、常にCPUに最適な温度環境を自動コントロールするほか、結露防止センサも装備した。
CPUベースは鏡面加工され、放熱フィンまで迅速に熱が伝わるよう工夫。3つの独立したアルミニウムフィンを10本のヒートパイプで結合し、放熱面の最大化と熱伝導の効率化をはかっている。
対応ソケットはIntelプラットフォームがLGA1366/775、AMDプラットフォームがSocket 754/939/940/AM2で、対応TDPは200W以上とされる。本体サイズはL236.5×W129.6×H161.3mm、重量は1,200g。冷却ファンとして120mm(25mm厚)×2基を備え、回転数は800~2,400rpm。動作ノイズは17dB(A)。