S.M.A.R.T.情報を表示

S.M.A.R.T.情報とは、ハードディスクの健康度を表示するものである。ハードディスクの健康状態から、物理的な障害を予想することができる。購入時のハードディスクでは、ほぼ健康な状態にある。長期間使っているうちに、消耗などが進んでいく。その度合いをわかりやすく表示する。S.M.A.R.T.情報は、IDEやSATA接続されたハードディスクのみ表示可能である(USB接続のハードディスクでは表示できない)。 S.M.A.R.T.情報を表示するには、Arkランチャーで、[オプション設定]→[便利ツール]→[SMART情報の取得]を選択する(図57)。

図57 S.M.A.R.T.情報の取得ツール

画面下にあるのが、チェック項目である。健康状態が悪化すると、青のマークが、黄色から赤へと変化していく。赤が増えてきたらバックアップを行い、ハードディスクの交換を考えたほうがよいであろう。

S.M.A.R.T.情報の取得ツールは、一度起動するとタスクバーに常駐する。メニューの[設定]→[評価に関する設定]で健康状態に問題が発生した場合の動作などを設定できる(図58)。

図58 評価に関する設定

便利な機能として、[ハードディスクの警告温度]がある。ここで設定した温度以上になると、メッセージで警告を表示する。

図59 ハードディスクの温度の警告

バックアップをスケジュールしていると、[プログラムを実行する]で、HD 革命/BackUpのバックアップが起動するようになる。警告があった場合には、すぐにバックアップを行うことができる。データを守るためにはやっておきたい対策である。さらにメニューの[表示]→[温度グラフ]では、ハードディスクの温度をグラフを表示する(図60)。

図60 温度グラフ

S.M.A.R.T.情報の取得のタイミングは、メニュー[設定]→[自動更新の設定]で分単位の設定が行える(図61)。

図61 自動更新の設定