米Hewlett-Packard (HP)がミニノートPC向けに、米Googleが推進する携帯電話/ モバイルOSプラットフォーム「Android」の採用を検討している。米国時間の3月31日に米Wall Street Journal紙(Web版)が報じた。

同紙に対してHPはPC部門においてAndroidの可能性を研究していることを認めたものの、製品化についてはコメントを避けた。Androidがスマートフォン/多機能フォン以外に採用された例はないが、今年初めに米ブログメディアがネットブックでのAndroid動作成功を報告したのをきっかけに、AndroidのモバイルOSとしての可能性が注目され始めた。2月には米Bloombergの取材に対して、ASUSTeKでEee PC事業を率いるSamson Hu氏がモバイルPC向けにAndroidを検討していることを認めた。

オープンソース化されているAndroidを採用すれば、製品コストを抑えられる。今日の低価格モバイルPC人気と経済状況の悪化がミニノートPCメーカーにおけるAndroidプロジェクトにつながっている。