Ubuntuリリースチームは3月26日(現地時間)、Ubuntu Linuxの次期バージョン「Ubuntu 9.04(開発コード名: Jaunty Jackalope)」のベータ版を公開した。

今回のリリースは、Jaunty Jackalopeの初めてのベータ版。これまでと同様、当初発表されたスケジュールどおりの日程で公開されている。

今回のベータ版では、先日リリースされた「GNOME 2.26」の正式版を取り込むなどの対応が行われているが、前バージョンのα6から大きな変更はない。

Ubuntu 8.10からの主な変更点は以下の通り。

  • GNOME 2.26
  • X.Orgサーバの最新バージョン「X.Org 1.6」
  • 起動速度を大幅に改善
  • 新スタイルの通知システム(Flashによるデモ画面はこちら)
  • Linuxカーネル「2.6.28-11.37」
  • ファイルシステムに「ext4」をオプションで提供(デフォルトはext3)

Jaunty Jackalopeの正式版は4月23日に登場する見通し。なお、Ubuntuは、半年に一度、GNOMEのリリースの約1ヵ月後に新版をリリースするスケジュールになっており、次期バージョンの「Ubuntu 9.10(開発コード名: Karmic Koala)」は2009年10月が予定されている。