シーエフ・カンパニーは10日、Cubix Japanの開発した自動車のルームミラー型Bluetoothスピーカーフォン「Free-Mira」の販売を開始した。価格はオープンで、同社のショッピングサイトでの販売価格は、イヤホン付きモデルが2万5,800円で、イヤホンなしモデルが2万2,800円。

運転中に使用可能なBluetoothスピーカーホン「Free-Mira」

自動車運転中の携帯電話の使用については、手で持って通話するものはNG、後方確認のため、あるいは速度、距離を確認するため以外の表示装置を注視してはいけない、というもののようだ。例外規定となっている第41条第16号は、後方確認用のミラーのことだが、装置とあるので、リアビューモニターも含まれるのだろう。また、第17号または第44条第11号というのは、スピードメーターと距離計だ。さらに、警察庁のサイトでは、ハンズフリー装置を併用している場合には規制の対象にはならないとされているが「規制の対象に当たらない無線通話装置を使用した場合であっても、これにより交通の危険を生じさせた場合には、安全運転義務違反(第70条)が成立し、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金が科される」とのことだ。さらに、一部の地域では、イヤホン型のハンズフリーキットも路交通法施行規則によって禁止されているとのことで、現状、運転中に使用していても問題が無い方法というと、ハンズフリーで使えるスピーカーホンだけということになる。

Free-Miraは、自動車のルームミラーと兼用のBluetoothスピーカーホン。最大20台までの携帯電話とBluetooth接続情報(ペアリング)を記憶可能だ。また、最大50秒までの録音機能も装備される。かかってきた電話番号の表示も可能だ(番号を見ていても、第41条第16号的にOKなのかもしれない)。さらに、サイズは、293(W)×95(H)×42(D)mm。一般的な車のルームミラーよりは大型で、後方の視認性もアップするだろう。

なお、電源は、リチウムイオンバッテリーで、約5時間の充電で、待ち受けは最長150時間、通話では最大20時間の使用が可能だ、充電は付属の12/24Vに対応のシガーソケットアダプターで行う。