アイキャストとNTTぷららは2日、地上デジタル放送の「IP再送信」について、3月24日から神奈川県と愛知県で提供を開始すると発表した。対応チューナーにNTT東日本・西日本のフレッツ光ネクストとテレビを接続すれば、地デジ対応アンテナがない場合やアナログテレビ受像機でも、地上デジタル放送の視聴が可能となる。

IP再送信は専用のIP網によって、ほぼリアルタイムで放送と同内容の映像・音声を配信する通信サービス。アイキャストとNTTぷららが提供する映像配信サービス「ひかりTV」ユーザーで、NTT東日本・西日本の次世代ネットワーク(NGN)の商用サービス「フレッツ 光ネクスト」の回線契約者が対象となる。

フレッツ光ネクストを通じ、地デジ対応アンテナがない場合やアナログテレビ受像機でも、地上デジタル放送の視聴が可能。「対応チューナーにフレッツ光ネクストとテレビを接続すれば、簡単に利用できる」(アイキャスト・NTTぷらら)。

2008年5月9日に東京都内のユーザーを対象に提供開始同23日からは提供エリアを大阪府内に拡大

2009年3月24日から、神奈川県と愛知県でも提供を開始する。

視聴できるチャンネルは、神奈川県がNHK総合・東京、NHK教育・東京、tvk、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、放送大学。

愛知県が、東海テレビ、NHK教育・名古屋、NHK総合・名古屋、中京テレビ、CBCテレビ、メ~テレ、テレビ愛知となっている。

IP再送信サービス開始に伴う追加料金は不要で、「ひかりTV」各プランの月額基本料金内で利用できる。

ただし両社によると、「設備の都合上提供エリア内でも利用できない場合」があり、「視聴可能チャンネルも地域ごとに異なる」としている。