テレビ機能は、地デジチューナーをシングルで搭載する。録画機能は充実しているのに、裏番組の録画ができないのは残念。また、録画中に番組を再生することもできないのも惜しい。
下位モデルは、Windows Media Centerのテレビ機能を搭載し、レスポンスの良さを特徴としているが、上位機は高機能がウリのソフト「DigitalTVbox」を採用する。下位モデルでは不可能な外部メディアへの書き出しなどにも対応する。ダビング、ムーブに当然対応するうえ、DVDの容量に合わせてデータを自動変換する「ぴったりムーブ・ダビング」機能が便利だ。
録画した番組が貯まってきたら、映像コンテンツなどを3Dビューで表示する「3D MediaSurfing」で管理すると楽しい。自動録画で撮り貯めた番組も、曜日やジャンルで分類し、目当ての番組の検索や再生が簡単にできる。
HDD容量は500GBで、最大約58時間の録画に対応する。ユーザーの録画予約履歴を分析して番組をオススメしてくれる「おすすめ自動録画」で録り貯めても、ある程度余裕を持てる。また、処理時間はかかるが、録画番組をSD画質に変換し、容量を1/3に押さえる機能も搭載する。
PCMark05 | PCMarks | CPU | メモリ | グラフィックス | HDD |
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4889 | 5676 | 4880 | 2263 | 5602 |
3DMark06 | 3DMarks | SM2.0 | SM3.0 | CPU |
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1052 | 308 | 432 | 1914 |
シンプルなデザインで新生活に最適
今回使用した「F/C70D」は、シンプルなデザインとワイヤレスのマウスやキーボードを備えた省スペース性の高さが最大の特徴だ。17万円台の手ごろな価格ながら、地デジ録画にも対応する。テレビノートよりも割安なのに、大きな画面でテレビが見られるのだ。ノートPCの買い替えや買い増しを検討するユーザーに対しても魅力的な選択肢の一つになる。デザインの良さも特徴の一つで、インテリアにこだわっている人にもお勧めしたい。気軽にパソコンを使い、テレビやレコーダーとしても利用したいユーザーに適したモデルだ。
■仕様 | |
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型番 | FMV-DESKPOWER F C70D |
CPU | Intel Core 2 Duo P8400(2.26GHz) |
チップセット | Mobile Intel GM45 Express |
メモリ | 2GB |
HDD | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
グラフィックス | Mobile Intel GMA 4500MHD |
ディスプレイ | 19型ワイド液晶(1,440×900ドット) |
TV機能 | 地上デジタル×1 |
オーディオ | High Definition Audio |
ネットワーク | IEEE802.11b/g/n、10/100/1000BASE-T |
インタフェース | USB2.0×5、ダイレクト・メモリースロット×1、IEEE1394×1、地上デジタルアンテナ入力端子×1ほか |
サイズ/重量 | 約W465×D211×H391/約11kg |
OS | Windows Vista Home Premium |
直販価格 | 179,800円 |
松崎良亮(アバンギャルド)