米Microsoftが2月中旬にスペインのバルセロナで開催予定のMobile World Congressで、携帯電話向けの新サービス3種類を発表する計画だという。技術系ニュースサイトのNeowin.netが、同件を近い筋の話として報じている。3種類のサービスはそれぞれ「SkyBox」「SkyLine」「SkyMarket」の開発コード名で呼ばれており、正式発表時にはWindows Liveに準じたブランド名が与えられるという。

SkyBoxは携帯電話のデータをクラウド内のストレージを通してバックアップするサービスで、コンタクトリストやカレンダーなどをPCといった他の情報機器と同期することができる。AppleのMobile Meと同種のサービスだ。SkyLineもSkyBoxとほぼ同等の機能を提供する。こちらは中小企業のSMB市場をターゲットにしており、独自ドメインでホスティングされたExchangeサービスとの同期が可能になっている。最後のSkyMarketはWindows Mobile環境向けのアプリケーションライブラリで、AppleでいうApp Storeにあたる。GoogleのAndroidやRIMのBlackBerryなども同種のサービスをすでに提供している。

またNeowinによれば、携帯向けOS新バージョンのWindows Mobile 6.5が、Mobile World Congressで正式発表されることになるという。Windows Mobile 6.5の実際のリリースは2009年第1四半期が見込まれている。