エーピーシー・ジャパンは13日、電源コードが1本のみのIT機器を2系統給電システム化するスイッチ「Rack ATS(Rack Automatic Transfer Switch)」を発売した。

今回発売されたのは、1Uサイズの100V対応モデル「Rack ATS, 100V, 20A, L5-20 In, (8)5-15R Out」、1Uサイズの200~208V対応モデル「Rack ATS, 200V, 20A, L6-20 In, (8)C13 (1)C19 Out」、および2Uサイズの200~208V対応モデル「Rack ATS, 2U, 200V, 30A, L6-30P In, (16)C13, (2)C19 Out」の3製品。価格はそれぞれ15万8,700円、19万400円、23万3,800円。

「Rack ATS, 100V, 20A, L5-20 In, (8)5-15R Out」

「Rack ATS, 200V, 20A, L6-20 In, (8)C13 (1)C19 Out」

「Rack ATS, 2U, 200V, 30A, L6-30P In, (16)C13, (2)C19 Out」

Rack ATSは、2本の電源コードが搭載されていて、IT機器の電源プラグをRack ATSに接続することにより、一方の給電システムに電源障害が発生した場合にももう一方の給電システムに自動的に切り替えられるというもの。

また、出力コンセントを最大18口装備し、Rack ATSとIT機器の間に電源タップを接続することなく複数のIT機器をつなげるほか、リモート管理機能を搭載し、データセンタやサーバルーム管理者が物理的に離れている遠隔地にいる場合にでもリアルタイム監視やコントロールが可能となっている。