米ネバダ州ラスベガスにて、全米家電協会(CEA)が主催する世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「2009 International CES」が、現地時間の1月8日より開幕する。会期は11日までの4日間。

注目の基調講演では、まず開幕前日にMicrosoftのCEO、Steve Ballmer氏が登場する。年明けの風物詩でもあったBill Gates氏のCES基調講演はご存知の通り昨年で最終回となってしまったが、次世代OS「Windows 7」の姿も見え始めコンシューマユーザーの注目度もいよいよ熱を帯びてきたMicrosoftトップの講演だけに、興味は尽きないだろう。

CESはラスベガスの様々な場所を舞台に繰り広げられる巨大イベント。うち主要展示ホールの役目を果たすメイン級の会場がLas Vegas Convention Center(LVCC)とSands Expoだ。写真はSands Expoで、正面のWelcomeバナーがようやく貼り終わったところ

そして今年の開幕基調講演はソニーCEOのHoward Stringer氏。間違いなくCESにあわせたものだと思うのだが、ちなみに同社はこんなティザー広告まで展開中である。予想通りのモノが出てくるのか、はたまた意外な隠しダマが用意されているのか、こちらも要注目だ。

一方こちらはLVCC。会場内はブースの設営中、荷物も絶賛搬入中である。ついでにLVCCでも最大級に目立つ場所にソニーの巨大広告が出現しつつあった

さて、開幕は日本時間で言えば9日と少々先の話であり、よって会場もまだまだ設営中の状態ではあるのだが、現地でささやかれている噂や、また現場の雰囲気などから、今年は例年にもましてPC系の話題に期待出来そうなのだ。会期中は会場中のいたるところで"驚き"に出会えるのかもしれない。

ところで、開幕前であっても豊富な催しで楽しませてくれるのがCESの特徴である。開幕前々日となる本日も、大手メーカーのプレスイベントや、毎年恒例のCES出展製品の先行お披露目イベント「CES Unveiled」などが開催されている。これらの模様はこの後のレポート記事で詳しく紹介する予定だ。

「CES Unveiled」を少しだけプレビュー。天板に内蔵式サブディスプレイが収納されたLenovoのデュアルディスプレイノート「ThinkPad W700ds」

MSIの超薄型軽量ノート「X320」。CPUはIntel Atom Zシリーズでバッテリ持続時間は最大10時間。パッと見はMacbook Airっぽい外観

こちらはASUSのタブレットノート「Eee PC T91」。タッチパネル搭載のNetbookとのことだ

米HPは、AMDが本日発表したばかりのAtom対抗CPU「Athlon Neo」を搭載したYukonノートを出展

マイコミジャーナルでは引き続き、現地からのレポート記事を随時お届けする。是非ご期待いただきたい。