あけましておめでとうございます。お正月から皆様にお会いできるなんて! ぐうたら主婦はなんと幸せ者なのだろう。それにしても、お正月ほど素晴らしいものはない。何がいいかって、掃除や洗濯をサボっても誰にも文句を言われないこと。こんなことは一年のうち何度もないのだ。などと、言いながら、2009年も「ぐうたら」でいかせていただきたい。ご容赦!

2009年必須の"ぐうたら"グッズ

パナソニック 足温器「DF-37」

それには、道具が必要。ということで、ぐうたらするための必需品とは何か。お正月なのでベスト3形式で紹介してみよう。まずは第3位から。パナソニックの足温器(ズボンタイプ)「DF-37」である。一度でいいから、これに足を突っ込んでみたかったのである。ぬくぬくーっと足元を暖めて、普段観ないテレビを観賞。だらだらとおせちをつまみながら、いつもと違う日であることを実感したいのである。一度、この足温器に足を入れようものなら、暖かさが気持ちよくて抜け出せないだろう。これを履いたら、ぐうたらモードがますます加速することは間違いなし。しかも、履いたままでは歩けない。娘が「ココアをいれて~」とお願いしてきても、「歩けないので、自分でいれて」と答えてしまおう。 うれしいのは、ドライクリーニング可であるところ。足温器や電気ひざ掛けの類は自宅の洗濯機では洗えないものが多い。かといって、使っているうちに悪臭が漂うのは勘弁だ。たとえ、ぐうたらな私でも手入れの仕方だけはしっかりとチェックしておきたいのである。DF-37は手入れの面でも問題なしだ。

酒は飲みたいが歩くのが面倒な人向けの商品

足元を暖めながら、おせちをつまむ。エビ、しいたけ、かまぼこ。しかし、何か物足りない。そうだ、日本酒である。お正月の料理にはワインやビールもいい。が、もっとも相性がいいのは日本酒でしょう。それも熱燗が似合う。しかし、だ。熱燗の難点はわざわざキッチンに行って、温めないといけないところにある。椅子から動きたくない。というか、足温器に入っているので歩けない。

ツインバード工業 酒燗器「TW-4418B」

そんなときは、ツインバード工業の酒燗器「TW-4418B」が便利だ。ぐうたら必需品の第2位は酒燗器である。この商品は卓上で使える。酒燗器に直接日本酒を注ぎ、スイッチを入れたら約13分でお燗のできあがり。レンジでチンするよりも時間はかかるが、座ったままで熱燗ができる。保温機能がついているので、2杯め以降も同じ温度で楽しめるのだ。酒燗器があると、ついつい、たくさん飲んでしまいそうな気がするのだが、正月くらいは多少飲みすぎてもいいのではないだろうか。

ひれ酒も手軽に楽しめる

熱めが好きとか、ぬるいのがいい、と好みは人それぞれ。うれしいことに、この酒燗器は温度の調節も可能だ。4段階(人肌燗/上燗/熱燗/飛び切り燗)、温度は約37~60℃に設定ができる。しかも、レバーを動かすだけ。操作も簡単である。せっかく正月なのだから、ふぐひれ酒などを楽しむのはいかがだろう。ふぐの香味が酒に移り、和の風味が最高潮に。平日のあわただしさなんて、忘れてのんびりくつろぐのである。

去年のぐうたらを引きずって

そして、ぐうたら必需品の第一位は!? ジャーン。米アイロボットのお掃除ロボット「ルンバ」である。部屋中をくまなく自動で掃除し、ゴミをとことんかきとり、吸いとってくれるという頼もしいヤツなんである。実は、ぐうたら主婦、年末はダイソンの掃除機にご協力を願って、一日6分ずつ大掃除(というか小掃除)を進めていたのである。しかし、終わらなかったのである。忙しかったのだ、というのはいい訳にすぎないが、要するに、部屋は汚いままお正月になってしまったのである。

アイロボット 「ルンバ570J」

とはいえ、今は足温器を履いているから歩けない。この状況下、掃除機なんてかけられないのである。そんなときはルンバが好適だ。というか、「足温器を脱げばいいだろっ」、という突っ込みは置いといて。ともかく、ルンバはスイッチを入れておくと、勝手に動いて、テーブルやソファーの下にまで入り込んでお掃除してくれるのだ。

しかも、かなり賢い。バッテリー残量が少なくなったときは赤外線通信でホームベース(充電コネクター)をサーチ。探し出したら自動的に戻って充電を開始するという(「ルンバ525」を除く)。ゴミセンサーがついていて、ゴミの感知もしてくれる。ゴミの多い場所は行ったり来たりして、念入りにお掃除するのだ。しかも、床材の種類が変わっても安心だという。床面とメインブラシそしてフレキシブルブラシの接触角度を自動調整する機能が付いている。私が掃除するよりも、ルンバのほうが上手なのではないだろうか。

価格はマイコミジャーナルの価格情報によると、足温器「DF-37」がおよそ1万円弱。酒燗器「TW-4418B」は価格が5,250円で、この価格で販売している店も多いが、3,000円台で売っているショップもある。ルンバは機種により価格は異なる。メーカーのストアであるアイロボットストアの価格では59,850円(ルンバ525)~94,500円(ルンバ570J)。マイコミジャーナルの価格情報でもほぼ価格は同じである。

そんなわけで、今年も「ぐうたら」でいかせていただく予定である。これからも、お付き合いいただけると、うれしいのである。

イラスト:YO-CO