PureDarwinプロジェクトは25日 (米国時間)、DarwinベースのフリーなOSディストリビューション「PureDarwin Xmas」の配布を開始した。ブート可能なバイナリパッケージは、Mac OS Xの仮想化ソフト「VMware Fusion 2.0」に対応したイメージファイルとして公開される。
PureDarwinプロジェクトは、2006年に活動を停止したOpenDarwinプロジェクトの成果を利用し、DarwinベースのOSディストリビューション配布を目的に活動を開始。Mac OS Xの現行バージョン (Mac OS X 10.5 / Leopard) に採用されているDarwin 9.5ベースのソースコードを利用し、DarwinBuildなどMac OS X向けバイナリ配布プロジェクトの成果を取り入れつつ、単独ブート可能なOSとして再構築している。
Appleは、Mac OS X 10.4 / Tigerのベースとなった「Darwin 8」以降、ソースコードは公開しているが、単独ブート可能なバイナリパッケージの形式でDarwinを公開していない。