東芝ライテックは17日、ITカラーテレビドアホン「HTV8001M」を発表した。発売は22日を予定しており、価格は8万6,730円。なお、実際に使用するには、最低でも子機「HTV8000D」(1万6,170円)が必要になる。
HTV8001Mは、東芝グループが2002年4月よりリリースしているホームITシステム「FEMINITY」(フェミニティ)シリーズ用のテレビドアホン。モニター部分は、3.5型TFTカラー液晶。
FEMINITYは、ITホームゲートウェイ「BTR-3005AZ」(10万2,900円)をコアとして、家庭内の電気製品などをコントロールし、利便性やセキュリティ性をアップさせるというシステム。対応機器は同社製のものに限らず、東京ガスやセコムなどの機器も含まれている。標準サービスでは、外出時に照明やエアコンの操作が行えるほか、火災警報機の警報や来客時の通知がメールで送られる。また、サービスの追加により給湯器や床暖房のコントロールも可能になる。システムの操作は、PC、携帯電話、同社製のデジタルテレビなどから行うことが可能だ。
従来のシステムでは、テレビドアホンと、ITホームゲートウェイとの間は、有線で接続され、また、インターホン拡張キットも必要となった。HTV8001Mは、その点を改善したモデルで、ITホームゲートウェイとはBluetoothで接続される(テレビドアホンの親機と子機の間は、有線で接続されるが、これは既存のインターホン用の2線無極性の配線が使用できる)。
同社によると、FEMINITYシリーズは、Net対応の新築マンションなどに一括して導入されるケースが多い製品だが(そのため、マンション用の宅配ロッカーなども、対応機器に含まれている)、今回のBluetooth対応により、設置の際のフレキシビリティがアップし、戸建て住宅などにも、利用しやすくなるだろうとのことだ。