KDDIは8日、音楽機能に特化した携帯電話「Walkman Phone, Xmini」を12月下旬以降に発売すると発表した。本格的な音楽機能を備えるほか、新サービスとなる高音質化したEZ「着うたフルプラス」にも対応する。

本体カラーはグリーン×ブルー、パープル×ピンク、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラックの4種類

Walkman Phone, Xmini(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、コンパクトなフラットボディで、タッチセンサーによって本体を閉じたままでも音楽再生機能の操作が可能。

スライドさせるとテンキーが現れる

閉じた状態だとフラットなボディ

タッチセンサーでは、本体を閉じたまま再生・停止、早送り・早戻し、曲送り・曲戻し、音量操作などが直感的に操作できるようになっている。

閉じた状態でも音楽再生が行える

4GBのメモリを内蔵し、EZ「着うたフル」なら約2,300曲を保存できる。ソニーの音楽プレイヤー「ウォークマン」にも搭載されている高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を搭載。高音域をクリアに再現する「DSEE」、ステレオの左右の音をよりクリアに分離する「クリアステレオ」、引き締まった力強い重低音を再生する「クリアベース」によって高音質で音楽を再生できる。さらに「大口径13.5mmEX高音質ステレオイヤホン」が付属し、再生環境を強化している。

フラットでコンパクトなボディ

本体背面

Bluetoothを内蔵し、ワイヤレスで音楽を楽しめる。本体をスライドさせるとテンキーが現れて電話として利用できる。口元が離れていてもクリアに音声を伝えられるように高感度マイクを搭載した。

新サービスとなるEZ「着うたフルプラス」は、新たに圧縮方式AAC、ビットレート最大320kbpsとなり、音源圧縮時に失われる音楽情報を抑え、より高音質化した。対応端末であれば通常の着うたフルと同様にダウンロードし、着信音としても設定できる。ジャケット写真や歌詞のダウンロードもサポートする。

携帯だけでなく、ウォークマンやHDDコンポ「ネットジューク」でも再生が可能で、PC用ソフト「LISMO Port」を使って楽曲のダウンロードや携帯への転送、バックアップなどが行える。

レーベルゲートやハドソン、エイベックス・マーケティングなどがEZ「着うたフルプラス」の配信をする予定で、対応端末はWalkman Phone, XminiとW65Tとなる。

Walkman Phone, Xminiには体験版として歌手の倖田來未の新曲「stay with me(short ver.)」が同梱されており、購入後すぐにEZ「着うたフルプラス」を体験できる。

PC用ソフトのLISMO Portもこれに合わせてバージョンアップ。EZ「着うたフルプラス」に対応するほか、LISMO Video視聴非対応環境でも映像の購入、携帯への転送が可能になった。また、「mora for LISMO」でのEdy決済に対応したほか、高音質技術「DSEE」、気分や雰囲気、時間帯などにあった音楽をウォークマンが自動選択する「12音解析技術」、プレイリスト形式「M3U」のインポート機能をサポートした。

製品名 Walkman Phone, Xmini
寸法 約44×75×18mm(最厚部20mm)
質量(電池装着時) 約75g
連続通話/待受時間 約210分/約230時間
メインディスプレイ 約1.8インチQVGA (240×320ドット) TFT液晶
サブディスプレイ -
カメラ -
外部メモリ -
グリーン×ブルー、パープル×ピンク、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラック
対応サービス EZ「着うたフルプラス」、Karada Manager、au one ガジェット、デコレーションメール、Bluetooth