FMVらくらくパソコン

富士通は、シニア向けに使いやすく、わかりやすくをテーマに、キーボードなどを改良したノートPC「FMVらくらくパソコン」を本日より発売する。店頭予想価格は180,000円前後。

「FMVらくらくパソコン」は、富士通の人気ノートPC・FMV-BIBLO NFをベースに、PC初心者のシニア向けに開発された15.4型ワイド液晶搭載のノートPC。よく使うキーや母音のキーを色分けしているうえ、「Shift」や「BackSpace」といったキーが「シフト」「後退」というように日本語で表記されており、キーボードに慣れていない人でもすぐに目当てのキーを探し出すことができる「らくらくキーボード」を搭載している。

本体はシャンパンゴールドで、キーボードとベゼルに白と黒の2色のカラーバリエーションがある。

白モデルのキーボード

黒モデルのキーボード

6日に行われた発表会で展示された、プロトタイプのキーボード

また、キーボード左上に、サポートツールやメニュー、入力文字種別の切り替え、画面の拡大、ボリュームといった調節が簡単にできるよう、ショートカットキーを配置。

メニューボタンで立ち上がるわかりやすいメニュー

そのほかにも、プリインストールしているソフトは同一ジャンルのモノはひとつに絞るなど、PC初心者が操作に迷わないような気配りが随所になされている。

加えて、充実したサポートサービスもこのモデルの特徴。らくらくパソコン専用の電話窓口を開設するほか、基本操作や活用法などを解説してくれる専用のホームページを設置。同梱するマニュアルは大きな文字で見やすく作られている。さらに、PCの初期設定やネットへの接続が難しい人には、有料ながら、スタッフが訪問してセッティングする「FMVらくらく訪問サービス」を用意する。

大きく見やすいマニュアル

同梱しているローマ字入力表

シニア初心者向けではあるが、CPUはIntel Core 2 Duo P8400(2.26GHz)、メモリは2GB、HDDは約250GBと、充実したスペックを誇っている。

富士通のオンラインショップ「WEB MART」では、「FMVらくらくパソコン 日経PCビギナーズコラボモデル」として、天板が白い限定バージョンを販売。そのほか、液晶がノングレアタイプになっていたり、メモリが4GBになっていたり、3年保証がついていたりといった特典がある。こちらの発売日は11月下旬頃の予定で、直販価格は189,800円。

■仕様
CPU Intel Core 2 Duo P8400(2.26GHz)
チップセット Intel GM45 Express
メモリ 2GB(最大4GB)
HDD 約250GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
グラフィックス Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵)
ディスプレイ 15.4型ワイド液晶(1,280×800ドット)
オーディオ チップセット内蔵
ネットワーク LAN端子(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)、IEEE802.11b/g/n
インタフェース USB2.0×4、IEEE1394×1、eSATA×1、PCカード(TYPE I/II)×1、ExpressCard/34/54×1、メモリーカードスロット×1、FeliCaポートほか
サイズ/重量 368(W)×33.5~40.5(H)×265(D)mm/約3.0kg
OS Windows Vista Home Premium
バッテリ駆動時間 約2.0時間
実勢価格 180,000円前後