日本IBMは6日、情報の生成から廃棄に至るまでの企業内のデータのライフサイクル管理を支援し、データガバナンスを強化するソフトウェア「IBM Optim」製品群の日本語対応版3製品を発表した。発売は14日。

同製品群はシステムテスト用のデータ生成から管理、マスキング、アーカイブまでの機能を提供するもの。テストデータの生成・管理およびデータマスキング機能の併用により、データの機密性を保護しながら正確なテストを実行できるという。

またDB2との親和性向上により、扱うことができるデータの形式が増えるとともに、照会およびロード時のパフォーマンスが従来に比べ向上したとのことだ。

新製品の詳細は以下の通り。

IBM Optim Test Data Management Solution for z/OS
テストデータ生成及びテスト結果検証を実施する製品。関連性のあるデータを自動的に抽出し、最小限必要なデータのみを用いてのテストが可能。テスト結果を自動的に比較・確認でき、不具合を検出できる。 System z10 BCでの稼働の場合、一時払い料金は1,881万8,400円(税別)。

IBM Optim Data Privacy Solution
Test Data Management Solutionのオプション製品。個人情報や機密情報保護しつつテストデータを実際のデータに近い形にマスキングし、本番同等のトランザクションが可能。Test Data Management Solutionを含む一時払い料金は2,444万8,800円(税別)。

IBM Optim Products for z/OS アーカイブソリューション
管理者が内容を把握しやすい状態でデータをアーカイブする製品。ビジネス上の意味やデータ同士の関連を保持したままアーカイブするため、アーカイブデータへの参照要求や監査にスムーズに対応できるという。アプリケーション・パフォーマンスの向上とストレージスペースの有効活用も実現可能としている。System z10 BCでの稼働の場合、一時払い料金は2,882万4,000円(税別)。

なお、WindowsおよびLinuxに対応する「IBM Optim 1.2」を年内に発売する予定だ。