正式リリースに向け開発中のFirefox 3.1に、アクセス履歴などの情報を残さない「プライベートブラウズ」機能が追加された。米国時間の4日付でアップロードされた開発者向けビルド (Minefield) で、その機能を試すことができる。

プライベートブラウズ機能は、履歴を残さずにWebサイトを閲覧できる、個人のプライバシーを重視した閲覧モード。Toolsメニューから同機能をオンにすると、タイトルバーに「(Private Browsing)」の文字が表示され、以降オフにするまでの間、URLやcookie、キャッシュやSSL証明書といった情報が保存されなくなる。開発者のEhsan Akhgari氏のブログに4日付で投稿された記事によれば、同機能は近日公開されるFirefox 3.1のβ第2版以降に搭載されるとのこと。

履歴を残さない閲覧モードは、Internet Explorer 8やSafari 3など、競合するWebブラウザではすでに搭載されている。

一足早くプライベートブラウズ機能を試せる試験用ビルド「Minefield」(画面はMac OS X版)