ソーシャルネットワークの受注、開発などを行うビートコミュニケーションは28日、同社の環境問題対策ITソリューション「Eco Style」に環境対策活動および環境対策商品(エコアイテム)の所有や購入により削減可能な二酸化炭素数値を算出し、企業全体の削減数値の目安を表示させる二酸化炭素換算・表示機能を追加した、「Eco Style ver. 1.1」を発表した。

新サービスが搭載する二酸化炭素換算・表示機能により、削減量の目安を可視化することで、より効果的に二酸化炭素削減活動を行うことができるという。二酸化炭素削減の換算根拠には同社が発足させた環境メディアチームが調査・作成した数値を使用し、各項目は電気・ガス・水道・公共交通・原油・ゴミからなる7つの算出基準に分類している。

電気およびガスの算出基準は、地域の事情に合わせて複数の候補から選択できるという。換算基準には詳細が付属し、算出根拠の単位、出典・参考文献、根拠の説明、更新時期を把握できるとしている。

Eco Style ver. 1.1のデモ画面

管理者が各項目の削減値をカスタマイズ可能であり、電化製品などの消費電力を把握している場合はより正確な削減量を算出できるという。さらに環境活動の活性化のため、環境に関するクイズを日替わりで出題する「エコクイズ機能」や「エコイベント機能」を搭載する。

このソリューションはASPサービスとして提供され、価格は初期費用15万円、月額利用料は500ユーザーまでで、月額12万円となっている。なお、サーバは企業ごとに用意されるという。

なお同社では、新サービスの機能を体験可能なオンラインデモ(ID・パスワード: ecology)を提供している。