John Ellis氏

Motorolaからは、ソフトウェアプラットフォーム・エコシステム事業部でビジネス開発担当ディレクターを務めるJohn Ellis氏が登壇した。

Ellis氏は拡大と成長を続ける携帯電話市場に触れながら、オープンという土台部分で起こっているトレンドを挙げる。そして、MotorolaがSymbian Foundation、LiMO Foundation、Open Handset Allianceなどのモバイルオープンソース関連アライアンスを他社とともに設立してきたことに触れて、オープンモデルにコミットしていることを示した。

Ellis氏は、Motorolaがオープンを支持する理由について、

  1. プラットフォームのオープン性
  2. イノベーション
  3. 柔軟性
  4. 端末差別化

の4つを挙げる。

「オープンソースは開発を加速し、業界全体にメリットをもたらす。オープンアクセスがこれまでの流れを変える」(Ellis氏)

「モバイルWebは今後のモバイルを変える」とEllis氏。それに不可欠なのが開発者だ。Ellis氏によると、世界の開発者の41%がモバイル分野におり、モバイル開発者の51%がWebアプリケーションを開発しているという。Motorolaは開発者向けの取り組みとして「MOTODEV」プログラムを提供している。

Webは民主主義、実力主義を持ち込むもので、「エコシステムは想像しているよりはるかに大きく、常に拡大している。コントロールするというアプローチは適用できない」とEllis氏。「PCモデルをモバイルで繰り替えさないでほしい」(Ellis氏)

そして、Webの"エンパワー"要素を理解して受け入れ、変化に対応することがイノベーションを生む、とEllis氏は述べ、開発者に「アプリケーションをどんどん作ってほしい」と呼びかけた。