明治安田生命は27日、ファイル交換ソフト「Winny」を介し、来年4月入社予定の内定者の写真や氏名など約2,000人分の個人情報が流出したと発表した。同社では、流出による二次被害は現在確認されていないとしている。

流出が判明したのは、来年4月入社予定の関西地区法人営業職内定者45人の懇親会に関わる個人情報。45人分の氏名、大学名、写真がネット上に流出した。さらに、同営業職への採用希望者約2,000人分の氏名、出身大学などの情報も流出した。このうち、一部の採用希望者の電話番号、住所、メールアドレス、面接時の所見なども、流出した可能性があるという。

これらの情報流出に関しては、今月25日に同社のセキュリティ担当者が発見。調査の結果、同社の大阪職域FC営業部の採用担当者が外部記録媒体を用いて自宅で作業し、Winnyを介して個人情報が流出したことが明らかとなった。

同社では、「個人情報が流出した方には、こちらから連絡をとっておわびをしている。流出による被害など万一の場合に備え、そのための連絡先を公表している」という。

連絡先は、明治安田生命 大阪本部市場開発推進グループ、電話番号は06-6208-3740(フリーダイヤルを設置中で、番号が確定次第ホームページなどで公表)。受付時間は、月曜日~金曜日(祝日除く)の9:00~17:00、となっている。