Open Handset Allianceは10月21日 (米国時間)、モバイルプラットフォームAndroidを「Android Open Source Project」として正式にオープンソース化した。全ソースコードが同プロジェクトのサイトからダウンロード可能になっている。米国では明日10月22日 (同)に、T-Mobileが初のAndroid端末「G1」を発売する。

リリースされたソースのサイズは約2.1GB。現時点でWindowsはサポートされておらず、LinuxまたはMac OSが必要。ソースコードの入手・使用に関する詳細はGet sourceのページ、プロジェクトの概要はProject layoutのページで確認できる。

コードリリースを告知したブログの書き込みで、Open Handset AllianceのDave Bort氏はAndroidがエンドツーエンドのソフトウエア・プラットフォームである点を強調している。「モバイルデバイスの提供を計画していなくとも、Androidから多くのものを得られる。例えば、音声認識ライブラリ、仮想マシーンの研究素材として、またはすぐに使える組込Linuxソリューションなど、これら全てがAndroid Open Source Projectの一部であり、グラフィックス・ライブラリやメディア・コーデック、優れた開発ツールと共に提供されている」(Bort氏)。