ソニーは8日、多彩なカラーバリエーションと、質感の高いアルミニウムを本体外装に使用したウォークマン 「NW-S630FKシリーズ」、「NW-S630Fシリーズ」、「NW-S730Fシリーズ」3機種を発表した。

NW-S630F/FKは、ピンク/ブルー/ライムグリーン/ホワイトのカラーバリエーションを展開

新機種は、標準モデルの「NW-S630Fシリーズ」、NW-S630Fシリーズに、本体と一体感のあるデザインのドックスピーカーが付属する「NW-S630FKシリーズ」、NW-S6300Fシリーズにノイズキャンセリング機構を搭載した「NW-S730Fシリーズ」という構成。スピーカーとノイズキャンセリング機構以外の部分は、機能面での差異はない。

ディスプレイは2.0型QVGAカラー液晶を採用し、動画再生機能、ダイレクトエンコードやFMチューナーも装備する。圧縮音楽の高域補完を行う「DSEE」や、左右chのセパレーションを改善する「クリアステレオ」、低域のひずみを低減する「クリアベース」などの高音質化技術も採用。また、付属のヘッドホンは、インナーイヤータイプで、同社の販売する「EXモニターヘッドホン」でも採用される13.5mm径のドライバーユニットを搭載する。

バッテリーは、約3時間でフル充電され(1.5時間で80%充電)、音楽の場合、連続40時間、動画の場合には、連続10時間の再生が可能だ。サイズは、約幅42.9mm×高さ89.5mm×奥行き7.5mm。質量は約46g。NW-S630FKとNW-S630Fは、ピンク/ブルー/ライムグリーン/ホワイト、NW-S730Fはレッド/ゴールド/ブラック/ピンクの各4色のカラーバリエーションを展開する。

NW-S630FKには本体にデザインを合わせたドックスピーカーが付属する

NW-S630FKシリーズに付属するSシリーズ専用ドックスピーカー「SRS-NWGT10」は、総合出力1W×2(ACアダプタ接続時)のアクティブタイプ。ACアダプタを使用している場合には、ウォークマンへの充電も可能だ。ACアダプターを接続しない状態では、ウォークマン側のバッテリーを電源として使用する(ウォークマンのバッテリーを電源とした場合は総合出力180mW)。なお、このドックスピーカーはオプションとしても販売される(「SRS-NWGT10」10月11日発売。オープンプライスで、市場価格は6,000円前後)。カラーはホワイトのみ。

同時に豊富なオプションも発表されている。より高機能なドックスピーカー「SRS-NWGM30」は、PCと接続しデータ転送が可能。電源はACアダプターまたは乾電池からの供給。リモコンが付属。総合出力は2W×2。10月25日発売でオープンプライス。市場価格は10,000円前後。また、ボイス録音用ステレオマイク「ECM-NW10」は、ダイレクトレコーディング対応のウォークマン全機種で使用可能。12月13日発売でオープンプライス。市場価格は5,000円前後。その他、レザーケース、シリコンケース、FMトランスミッターなどが発売される。

ステレオマイク「ECM-NW10」

FMトランスミッター「DCC -NWFMT1」

また、ソニースタイルではウォークマン「NW-S739F」のソニースタイル限定モデル「テクスチャードシルバー」を発売する。先行予約開始日、販売価格などはソニースタイルから9月下旬頃に発表される。