Google Insights

Googleが新しいサービスGoogle Insights for Searchの公開を開始した。Google Insights for Searchは地域やカテゴリ、タイムフレームといった視点から検索ボリュームパターンを比較できるWebアプリケーション。今のところタイムフレームとしては2004年以降が指定できるようになっている。

Google Insights for Searchではキーワードをカンマ区切りで入力する。入力されたキーワードに関してトレンド情報がグラフや地域マップ、グラフとして表示される仕組みになっている。期間を指定したり地域をさらに絞り込んで検索することもできる。視点を変更し、地域を検索したり、地域ごとの検索結果を比較することもできるし、タイムごとに検索結果を比較するようにもできる。カテゴリを指定すればそのカテゴリに特化した分析結果表示にも切り替わる仕組みになっている。タイムフレームやマップの表示にはFlashが採用されている。

Google Insightsトップ画面 - 検索、地域、タイムフレーム視点からの検索が可能

キーワードはカンマ区切りで複数指定できる

地域を絞りこめばさらにその中での分析が可能。日本を指定すれば都道府県レベルまで地域を絞り込める

Google Trends - 最終的にGoogle Insightsに統合されるのではないかとみられる

Googleはすでに同様のサービスとしてGoogle Trendsを提供しているが、Google Insights for SearchではGoogle Trendsで提供している機能がすでに網羅されているほか、それ以外にも多くの機能が提供されている。今後Google TrendsはGoogle Insights for Searchに統合されるのではないかとみられる。

Google Insights for Searchはベータ提供であるため、今後変更される可能性も高い。しかしながら現状でも検索ワード分析ツールとしてはとても便利に使えるものだ。検索規模が小さいワードに関しては分析できないが、市場動向や季節変動などを探るうえでも興味深く活用できるツールといえそうだ。