アビーは6日、曲線美を特徴としたシンプルかつコンパクトなデザインのMini-ITXキューブ型PCケース「acubic R10」を発表した。発売は22日で、同社Web直販のAbeeSTOREでは特典付きの先行予約受付を開始している。

Mini-ITXに対応する「acubic R10」

素材を活かした高級感のあるデザインが特徴

Mini-ITXフォームファクタのマザーボードに対応し、筐体サイズは168(H)×219(W)×340(D)mm、重量は約2.1kg。素材には主素材としてアルミニウム合金、副素材としてステンレス合金を組み合わせて利用している。カラーバリエーションはブラック(アルマイト)とシルバー(アルマイト)の2モデル。

同社らしいスタイリッシュながらも実用的な製品に仕上がっており、電源ユニットには汎用性に優れた通常のATX規格の電源が利用可能。拡張カードのスペースも広めに確保しており、奥行き280mm程度までの一般的なグラフィックスカードであればそのまま搭載が可能だ。不要なケーブルをまとめておけるケーブルホルダとケーブルホールを備え、煩雑なケーブルレイアウトを解消する工夫も施されている。

静音性や安定動作などのメリットも大きいATX電源の利用が可能

筐体はコンパクトだが、拡張カードのスペースも広めに確保している

ケーブルホルダとケーブルホールで内部の配線もすっきり

冷却には側面排気の大型静音ファンを搭載する

ドライブベイは、3.5インチHDDシャドウベイ×1、5.25インチドライブベイ×1。フロントパネル部の入出力インタフェースは、USB2.0ポート×2、IEEE1394ポート×1、マイク入力端子×1、ヘッドフォン出力端子×1。冷却には側面排気の120mm(120×120×25mm 約1000rpm)静音ボールベアリングファンを搭載する。ほか、製品にはアルミ削り出しの半球型インシュレータも付属する。

付属のアルミ削り出しインシュレータ