Google App Engine

Brad Fitzpatrick氏は22日(米国時間)、自身のブログにおいてPerl on App Engineのタイトルのもと、Google 20%プロジェクトにおける取り組みとして、Google App EngineをPerlに対応させる作業に取り組むことを発表した。その道のりは簡単なものではないが、Perlサポートが登場する可能性が見えてきた。

Googleでは各種GoogleライブラリやProtocol BufferのようなFLOSSプロダクトを見てもわかるように、Java、C++、Python、JavaScriptあたりを主要なプログラミング言語として活用している。Google App Engineで最初にPythonがサポートされたのは主要言語であることや、Google App Engine対応がもっとも実現しやすいものだったことも影響しているようだ。

Google App Engineはファイルの読み込みは許可されているが書き込みやソケットのオープン、プロセスの生成やシステムコールの多くは許可されていない。それらを規制した実行環境が必要とされているわけだ。このためPython以外の言語をサポートするのはなかなか難しい道のりというわけだ。

そしてPerlはGoogleが扱っているメインストリーム言語ではないという制約もある。しかしながらPerlへの取り組みが20%プロジェクトとしてはじまったことは興味深い。今後、同氏らの取り組みに注目していきたい。