Chumbyレポート第1弾となる
【レポート】Cooking Chumby! - (1)「Chumby」が日本にやって来る
もあわせてお楽しみください。

昨年末の試験販売以後に日本国内に輸入されているChumbyは、4桁に迫ろうとしているのではないかという予測がある。分かる範囲でさまざまな情報を集めてみても、少なくとも500台以上は国内に入ってることは確実だろう。

こんなに多くのChumbyが、電波法違反のために動作できないのは忍びないことだ。仮に電源が入っていたとしても、大手を振ってデモすることもできないのでは、せっかく苦労して買った甲斐がない。

第1回となる「【レポート】Cooking Chumby! - (1)「Chumby」が日本にやって来る」で電波法について取り上げ、国内で販売されているUSB無線LANアダプタで動作していると書いたところ、何人かの方に「手順の記事掲載はいつになるのか」という反応をいただいた。この掲載ペースでは、それはだいぶ先のことになりそうだと答えると、「できるだけ早く掲載してほしい」とリクエストもいただいた。

輸入したChumbyを安心して楽しんでいただくために、予定を一部繰り上げて、外付けのUSB無線LANアダプタを使ってChumbyを使用する方法を紹介しよう。

材料の準備

用意するものはUSBメモリと、アイ・オー・データ機器製のIEEE802.11g/b対応 無線LANアダプタ「WN-G54/USB」、データを書き込むためのPCだけだ。

USBメモリ

USBメモリは、容量もスピードもいらない。容量が少なく、遅いUSB1.1対応で、古くなったために最近は使わなくなり、引き出しの隅に捨て置かれているもので十分だ。テストには、USB 1.1対応フラッシュメモリ「ガンダムEasyDisk」の「ハロ HARO」を使用した。

USB 1.1対応フラッシュメモリ「ガンダムEasyDisk」

無線LANアダプタ

今回対応する無線LANアダプタは、WN-G54/USBのみである。

「WN-G54/USB」の外観

フレキシブルな延長アダプタが付属しているので便利だ

WN-G54/USBは、以下の理由から選択した。

  • Chumbyが標準対応しているRalink製チップセットを使用している
  • 発売が最近(2008年4月)で今後しばらくは入手できそう
  • 同様の製品の中では、安めの価格設定である
  • 使用する予定のChumbyが黒色(basic black)であり色が合う
  • 短めのフレキシブル延長アダプタが付属している

本体形状がまったく同じで、型番もよく似ている「WN-G54/USL」は使えないので注意が必要だ。

WN-G54/USBは価格2,100円(税別)。執筆時点(2008年7月上旬)でのマイコミジャーナル価格情報での最安値は1,670円だ。量販店などで手に入らないようなら、オンラインショップで入手することをお勧めする。アイ・オー・データ機器の直販サイト「アイオープラザ」なら、少し高い2,205円だが、在庫も豊富で、送料も代引き手数料も無料になる。

なお選定にあたっては、他社製のUSB無線LANアダプタも調査してみたが、Ralinkコントローラーを使用していると分かっているものは、すでに販売を中止していたり、形状が一般的でないものであった。