ネットワンシステムズは、VMwareと認定コンサルティングパートナー契約を締結し、サーバ仮想化導入の効果を具体的かつ事前に把握できる「キャパシティ・プランニング・サービス」および、既存サーバの仮想化環境への移行作業を代行する「VMware P2Vサービス」を提供開始した。

価格は、キャパシティ・プランニング・サービスがモニタリング対象サーバが25台の場合で75万円から、VMware P2Vサービスがサーバ1台あたり30万円から。

新サービスはいずれも大規模なサーバ統合を検討するユーザーが対象であり、キャパシティ・プランニング・サービスは、検討要素として仮想化導入によるサーバ構成やTCOの把握が必要なユーザーに適する。仮想化による統合を検討しているサーバのパフォーマンスをモニタリングし利用効率を分析することにより、統合すべきサーバを事前に特定し、仮想化導入後のサーバ削減数を算出できるため、TCOを具体的に把握できるという。仮想化導入時にはこの分析結果を利用し、サーバ統合後の稼動効率を最大化するよう詳細な設計を行うことができるとしている。

VMware P2Vサービスは、統合に伴うアプリケーションの停止や移行に多くの工数を割くことが困難なユーザーに適する。稼動中のサーバを仮想マシンに変換する機能を持つVMware Converterを使用し、ネットワンシステムズの専門技術者が、既存サーバを仮想化環境へ移行する作業を代行する。移行時のサーバ停止時間を短縮するとともに、複数の物理サーバを同時に変換できるため、移行工数を削減し、大規模な仮想化導入を迅速に進められるという。

また、同サービスはマルチベンダーに対応しており、サーバの機種に依存せず仮想化を実施できるとしている。なお、移行先の仮想化環境の構築(VMware Infrastructureのインストール)には別途費用が必要で、対象OSはWindows 2000 Professional/Windows 2000 Server/Windows Server 2003(32ビット版および64ビット版)/Windows XP Professional(32ビット版および64ビット版)であり、Windows NT SP6以上+IE5以上/Red Hat Enterprise Linux/SuSE Linux Enterprise Serverについては要相談。