ドコモと日本通信は18日、FOMAネットワークを利用したMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス実現のために必要なレイヤー3接続における基本的事項に合意した。

今回合意した基本的事項には、接続料金や開始時期などが含まれる。接続完了予定時期は7月末とし、レイヤー3接続における接続料金の水準は10Mbpsあたりおおむね月1,500万円、IDごとにおおむね月110円で合意に至ったとしている。

両社は相互接続によるMVNOサービス実現のため、今年2月14日にはレイヤー2接続についての基本合意を、4月1日には開発契約などを締結していた。日本通信はレイヤー2接続によるMVNOサービスも実現可能としていたが、レイヤー2でのサービス提供には開発が必要などの理由でサービス開始時期は2009年4月と想定されていた。

しかし、早期実現のニーズの高まりに応えるために新たにレイヤー3での接続を今年3月26日に申し入れており、今回その基本的事項の合意に至ったことで、日本通信は今年度第2四半期中にはMVNOサービスを開始できると想定している。

(紫緑龍化/K-MAX)