まとめ

キャッシュは更新タイミングなど使いどころが難しい部分があり、また冒頭でも述べたとおりmemcachedは揮発性のキャッシュである(memcachedのプロセスを落とせばキャッシュが消えてしまう)ことも考慮して利用する必要があるが、うまく利用すればWebアプリケーションの性能を劇的に改善することができる。

JavaベースのWebアプリケーションではstatic変数や、アプリケーションコンテキストなどを利用してキャッシュ的な機能を実現することも可能だが、外部にmemcachedのようなキャッシュサーバを配置することで、複数のアプリケーションサーバで負荷分散を行うようなケースでも効率的にキャッシュを共有することができる。

JavaベースのWebアプリケーションでも性能向上の手段としてmemcachedの利用を検討してみてはいかがだろうか。