DXアンテナは20日、地上デジタル放送専用チューナー「DIR610」を発表した。発売は6月20日(一部地域では6月1日より先行販売)で、価格はオープン。市場価格は、1万8,000円前後と予想される。

アナログテレビ用チューナー「DIR610」。ビデオの出力が2系統あるので、テレビとビデオなど複数の機器に映像と音声を出力可能

DIR610は、現在使用しているアナログテレビで、地上デジタル放送を見るためのチューナー。出力端子は、Sビデオ×1/コンポジットビデオ×2/アナログ音声×2となっており、テレビ1台とアナログビデオ1台に、地上デジタル放送の映像と音声を出力可能だ。D端子やHDMIなどが、装備されていないのは、そういった世代のテレビ向けの製品ではないため。機能としては、EPGを装備。また、他社製のテレビの操作も可能なリモコンが付属する。

同社では、アナログ放送の停波後も、本来ならばまだ使用できたはずのアナログテレビの廃棄抑制につながるとして、製品のパッケージに、独自の「ECOマーク」を掲示、売り場などでアピールしていきたいとしている。

サイズは、幅160mm×高さ42mm×奥行き159mm(端子部のぞく)で、質量は約410g。