日本オラクルの新社長に内定した遠藤隆雄氏

日本オラクルは24日、6月1日付けで同社の社長執行役員・最高経営責任者に遠藤隆雄氏が就任することを同日開催の取締役会で決定した。現代表取締役社長・最高経営責任者の新宅正明氏は同日付で代表取締役会長に就任する予定。同取締役会決議により、遠藤氏は取締役候補に内定し、8月下旬開催の同社定時株主総会の決議をもって取締役に就任する。

遠藤氏は1954年生まれ。東京大学工学部卒業後、日本IBMに入社。社長補佐、営業計画管理担当などを経て、1996年に米IBMに出向。帰国後はサービス事業企画を担当し、製造・流通サービス事業部長を経て、2001年に取締役インダストリアル・サービス事業部長に就任。翌2002年にはアジア・パシフィックインダストリアルサービス・セクターを担当してアジア地域のサービス事業を統括してきた。2006年に常務執行役員BTO事業担当したのち、2007年8月に日本IBMを退職、現在に至る。

日本オラクル会長に就任する新宅氏は、「日本オラクルの新しいリーダーとして遠藤氏はベストの人選であると私は確信しており、大きな期待を持って同氏を迎えたいと思う。遠藤氏の新たなリーダーシップを全面的にサポートしていくつもりだ」と、新社長に対する期待を述べている。